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HDDクローン|不良セクタって何?HDDからクローンを作る方法について解説

不良セクタのあるドライブがあり、そこにあるデータを新しいHDDにクローンしたいと思っています。このページでは、その方法をご紹介します。

不良セクタについて


不良セクタとは、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体上の、何らかの障害によって使用できなくなったセクタのことです。不良セクタをブロックすると、そのセクタが使用できなくなり、データが失われます。しかし、不良セクタをブロックしてしまうと、そのセクタが使用できなくなり、データが失われてしまいます。したがって、ディスクに重要なデータが入っている場合、不良セクタをブロックするのはそう簡単ではありません。

どんなときにHDDクローンを使う?


私は2TBのドライブを持っていますが、34%のセクタが不良です。私は2TBのドライブを持っていますが、34%のセクターが不良です。また、新しい2TBのハードディスクを購入し、元のドライブから新しい状態にデータをクローンすることを何度も試みましたが、やはりうまくいかないようです。いろいろなドライブクローニングソフトを試してみましたが、不良セクタのあるドライブをクローニングできるソフトをどなたか教えていただけないでしょうか。

ディスククローニングとは、大容量のハードディスクに変更したり、新しいディスクを購入したりした際に、再インストールすることなく、元のディスクにあるデータやアプリケーションを丸ごと新しいディスクに移行することができます。しかし、ディスクに不良セクタがあると、一般的なクローニングソフトではうまくクローンを作ることができません。

そこで今日は、強力なディスククローニングツールである「EaseUS Todo Backup Free」を皆さんにお勧めします。不良セクタのあるドライブのクローンを簡単に作成できるフリーソフトである。早速、クローンを作ってみましょう。

注:EaseUS Todo Backup Freeは不良セクタのあるハードディスクをクローンできますが、不良セクタが多すぎると、クローンが失敗する場合がありますので、ご注意ください。

PCの起動が非常に遅く、HDDが常に100%で動作していて重くて仕事にならないので何とかならないかと相談を受けました。預かったのは、2013年頃のDellのノートPCです。

試しに起動してみると、Windowsが起動している間、白いドットがくるくる回っていて、すでにコマ送り状態になっていることがわかりました。そして、Windowsが起動すると、言われた通りにHDD使用率がずっと100%のままでした。しかも、定期的に15~20秒ほどフリーズしてしまうのである。

こうなると、HDDの寿命が近づいている可能性が大きいですね。早めにHDDを交換したほうがいいのだが、まずはCrystal Disk InfoでHDDの状態を見てみると…。赤ランプです。不良セクターが発生しており、かなりの数が出現しています。

なるべくダメージを受けないように、在庫している予備のHDDにクローンを作ることにしました。

クローンの元となる不良セクタの多いHDDと、クローンの先となる予備のHDDを、仕事用のデスクトップPCのSATAポートに接続して、クローン作成を実行した。

EaseUs Todo Backupによるクローン作成の方法


HDD/SSDのクローン作成ソフトはたくさんありますが、以前にも記事にしたことのある「EaseUs Todo Backup」を試してみることにしました。
… しかし、結論から言うと、クローン作成時に不良セクタによるエラーが発生しました。どうやら、データがうまく読み取れなかったようです。

セクター単位のクローニングであれば、不良セクターがあってもクローニングできるそうですが、セクター単位の場合は、コピー先のHDD/SSDがコピー元と同じかそれ以上の容量である必要があります。
ただし、セクター・バイ・セクターの場合、コピー先のHDD/SSDがコピー元のHDD/SSDと同等以上の容量である必要があります。今回は緊急だったので、コピー先のHDDはコピー元のHDDの半分の容量しかなく、セクター・バイ・セクターは使えませんでした。他のクローニングソフトに頼らざるを得ませんでした。

AOMEI backupperでクローン作成


AOMEI backupperは、シンガポールのAOMEI社が開発したクローン作成ソフトです。
結論から言うと、私はこのクローンソフトでパソコンのクローンに成功しました!その手順を以下に書きます。

AOMEI backupperを公式サイトからダウンロードし、作業用PCにインストールして、起動します。
左側のメニューから「Clone」をクリックします。
クローンにはいくつかの種類があります。今回は、ディスク全体をクローンしたいので、「ディスククローン」をクリックします。
ソースディスク(クローンを作成するディスク)を選択する画面が表示されます。この例では、「コピー元」と「コピー先」のHDDが作業用PCに接続されているので、ディスク0が作業用PCのHDDです。

ディスク1がコピー先のHDD、ディスク2がコピー元のHDDなので、クローン元として「ディスク2」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。

クローン元とクローン先のディスク数は、お客様の環境によって異なりますので、よくご確認の上、お進みください。
次に、ターゲットディスク(クローンを作成するディスク)を選択する画面が表示されます。クローン対象のディスクとして「ディスク1」を選択し、「次へ」をクリックします。

ターゲットディスクのデータが上書きされる旨の警告メッセージが表示されます。はい」をクリックして進みます。
複製作業を開始する前の最終確認画面です。コピー元のディスク(クローン元)とコピー先のディスク(クローン先)を再度確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。クローン先がSSDの場合は、画面下の「SSD 4K Alignment」のチェックボックスを忘れずに。

ディスクサイズは異なるが、クローン元のディスクの実際の使用容量は100GB以下だったので、そのまま続行することができる。
クローン作成中の画面はこんな感じで、円周上に緑色のランプがずっと回っています。個人的には、何かが動いていれば作業が進んでいるという安心感があるので、このような見せ方が好きです。

クローン作成には約5時間を要した。
右上の「X」をクリックして、このポップアップウィンドウを閉じる。クローニングソフトにも完了を知らせる画面が表示された。

複製したHDDで起動できるかどうかの確認


クローン作成が完了しても、問題なく起動できるかどうかを確認しないと成功とは言えない。

クローンHDDをDellのノートPCに接続し、恐る恐る電源を入れてみた。Windows 10は何のエラーもなく起動した。

パーティション情報を確認すると、元のHDDと同じ比率で再現されており、クローニングソフトが意外にも巧妙であることがわかる。

同じ比率というのは、例えば500GBのHDDが200GBと300GBの2つのパーティションに分かれている場合、それを250GBのHDDにクローンすると、100GBと150GBに分かれるということです。

これは正確な数字ではありませんが、クローン元が4:6に分割されると、クローン先も4:6になるということです。

今回はクローン元のHDDの使用量が少なかったので問題ありませんでしたが、クローン先のHDDの使用量が多い場合はどうなるのかわかりません。

まとめ


以上、不良セクタの多いHDDを、容量の小さいHDDにクローンする手順をご紹介しました。

もちろん、コピー元とコピー先のHDDの容量は合わせておいた方が思わぬトラブルを防ぐことができます。あるいは、より大きな容量のクローンを使用するのもよいでしょう。

ただし、今回のように使用率が低い場合は、より小さな容量のHDDにクローンを作成することも可能です。あ、いや、この記事の本来の目的は、不良セクタの多いHDDのクローンを作る方法を説明することだったんですけどね(笑)。

いずれにしても、皆さんのクローン作成の参考になれば幸いです。